2005年度
第49代理事長
武井祐司
スローガン
感動 そして 夢を今 未来のために

理事長所信

基本方針

  • 会員の活性化の推進
  • 会員の資質向上の推進
  • 地域の資質向上の研究・推進
  • 青少年育成の推進

こころ という中心から 大きな 輪 へ

感動 そして 夢を今 未来のために

第49代理事長 武井祐司

自分の胸に手を当て、ゆっくりと考えてみて下さい。

あなたはじっくりと自分自身を見つめていますか。

あなたの周りに、互いに心をぶつけ合える人はいますか。

希望を持つ「ひと」へ

周りの人が幸せを感じていると、あなたも幸せを感じませんか。「幸せ」って何だと思いますか。

「幸せ」というのは、前向きな要素が少しでもあることであり、「不幸せ」はそれが全くないこと。幸せでも不幸せでもどちらでもないということはなく、必ずどちらかを日々感じていると思います。

ほんの小さな幸せでも、それを周りに伝えられたなら、周りもその小さな幸せを感じてくれるでしょう。そして今感じている幸せに秘められたもの、それは意識しなくても持っている「希望」だと思います。

世の中には目を覆いたくなる、心が痛むことがたくさん起きています。でもそれは現実として受け止めなければなりません。逃げてはなりません。その事象の本質をしっかり考えていかなければならないと考えます。

あなたが今「幸せ」を感じているならば、その幸せを周りに伝えて下さい。幸せは分け与えるものではなく、伝えていけばどんどん増えていくものです。それをたくさんできたなら、「希望」という小粒をぎっしり持った「ひと」が増えていくでしょう。

その「ひと」たちから、また「幸せ」を分けてもらいましょう。

「活気」よりも「活力」のある地域へ

人間は、五感から感じることを無意識のうちに総合して、「雰囲気」として感じます。仮に見知らぬところに短い時間いたとしても、何かしら感じることが生まれてくるでしょう。

「活気のある街」という言い回しが使われることがありますが、「活気」はあとからついてくるものであり、根底には「活力」という基礎体力を身につけることが必要です。

まずはこの地域に「活力」を育むこと、これこそが地域の人々みんなが関わる本当の意味の「まちづくり」の原点となるのではないでしょうか。

「まちづくり」とは短絡的に考えて進むものではありません。一気に進むものではありません。まずは「どんな未来を思い描いていきたいのか」、その核心を追求することから始まると考えます。

そして地道にどうやって地域に根付かせていくか、どうやって人の心に刻み込んでいくか。それらを考えた時に、どのような「雰囲気」を作り上げるか、それがどれだけ大切なことかに気づかされます。

「まちづくり」という言葉や意味を意識していなくても、この地域の人々が「気がついたら」自然とまちづくりに関わっていた。この基礎体力のような地盤が地域に根付けば、ますます「わが街」という意識が生まれ、恒常的な地域の活力となっていくと考えます。

そして私たちが何のためにまちづくりをするのか。それは、この地域の人々が心豊かな人生をおくるために、まずは「幸せの投資」「笑顔の投資」をすることに他なりません。

多様性を認められる社会へ

人は相手を理解しようとしても、全てを理解できるものではありません。自らに一番近い存在である「家族」の中でも同じことが言えると思います。しかし、理解できないことをただ放置しておけば、あらゆる「ゆがみ」を生む要因ともなりえます。

だとしたらどうしたらいいのでしょうか。

現代は互いの心が見えにくい時代です。それに甘んじて相手への目線をはずしていませんか。

最初の一歩を踏み出すには勇気が必要ですが、あえて相手の心の扉をノックするくらいのことをしてみてもいいと思います。そうしたら扉に隙間が開くかもしれませんし、もしかしたら一気に開いて受け止めることになるかもしれません。

現代に必要なのは、自分の心も相手の心もしっかり受け止める、その「力量」です。そのためには、「理解」はできなくても「認める」という考え方を持つことこそが必要だと考えます。

人それぞれ、仕事や立場、おかれている環境や考え方、そして心の中も様々です。全てを理解することは不可能ですが、これらの「多様性」を認められることこそ、人と人とが互いに近づき、そして支え合う、心豊かな社会を作り上げられる原点だと考えます。

様々な「ひと」がいる。それが人間社会なのです。「ひと」には「こころ」がある。だから認め合うことが必要なのです。大きな組織でも小さな集団でも、それは同じです。

本質をつかむ青年会議所として

今、目の前にあることをどれだけ深く考えていますか。

時間がない、面倒くさい、だから「見える部分」だけで判断する。それさえも意識しないで物事を見ているかもしれません。

あらゆる社会情勢の変化が激しい現代であるが故に、本質までたどり着く余力を持ちにくい状態があり、その積み重ねが物事を軽く考え、しだいに「本来の意義」を理解しないまま、寂しくも時間とともに記憶から去ってしまう。

青年会議所での活動や経験の中では、これからの仕事や人生のためにそして人々や社会のために、凝縮された有意義なヒントがたくさんあります。ただし、それは黙っていては得ることができません。

何が重要なのか、何が本当なのか、そして何が本質なのか。

本質をつかむことができる、そこから全てが始まります。今青年会議所が、自分が、やるべき事考えるべき事を見極め、そして行動する。さらにこれからの時代を生き、切り拓いていく社会人として、メンバーひとりひとりが成長できる、そのような青年会議所を目指します。

あなたは、自分の「こころ」をどれだけ大切にしていますか。

あなたは、人の「こころ」をどれだけ「揺さぶる」ことができますか。

今、胸に手をあて、考える時です。